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ローマの地下鉄でスリ出現!!(仕事人現る)

 

こちらは日本から友人2人が遊びに来てくれたときにローマの地下鉄で遭遇したスリのお話です。

 

例によって早朝のヴァチカン詣を終えた後、地下鉄に乗ってスペイン広場を目指すことに。

「僕は1度も遭遇したことないけど、地下鉄は仕事人(=本格派のスリ)がいるから気をつけなアカンでー。(笑)」

 

なんて冗談めかして話していたのですが、その後まさにその仕事人にロックオンされてしまいました。

 

 

(ローマの地下鉄、スパーニャ駅です。spagna はイタリア語でスペインのことです)

 

 

 

(写真はスペイン階段です)

 

 

僕たちが乗ろうとした地下鉄は日本のラッシュアワーに近いぐらい満員で、乗車する人の波に押されるまま僕と友人1人が車内中央まで進み、もう1人の友人がやや遅れて出口に近いところに押し込まれてほぼ動けない状態でした。

と、そこへ発車直前になってイタリア語はもちろん僕が聞いたことのある西洋系の言葉ではない、まったく理解できない外国語を話す男性と女性がドアに近づいてきて、女性だけが車内に乗り込み僕と離れた方の友人の側にいきました。

 

(これはヤバいやつ!!)

と直感した僕は、

 

「それ、仕事人やで!!」

と言うや否や周りの乗客を押しのけ無理矢理友人の腕を引っ張りこっちに引き寄せました。

 

仕事人は観念したのか地下鉄には乗らずホームに戻っていったのですが、友人に「大丈夫?なにも取られてない??」と確認したところ、

 

『バッグのファスナー開けられてる・・・』

 

 

僕が仕事人に気づき、友人の手を引くまで3秒かかるかかからないかぐらいだったと思います。

幸いにしてなにも取られていませんでしたが、あと少し気づくのが遅かったり手を引くのを躊躇していたらと考えるとさすがにゾッとしました。

 

もちろん、僕が動揺したりするとただでさえ怖い思いをした友人にも影響が出てしまうので顔には一切出しませんでしたが、僕が実際に経験した中でもっとも危なかったシーンでした。

ほんと、なにもなく無事で良かったと心から思いました。

 

 

せっかくイタリアまで来てもらったのに、悲しい思いや嫌な思いはさせたくない。

僕が大好きなイタリアを楽しんでもらいたい。

 

誰かがイタリアに来てくれたときは、いつもそんな思いで一緒に旅をしていました。

ブログに書いてネタにできる程度のアクシデントなら、お土産話にもなりますしある程度はOKなんですけど。

 

このブログもいきなりからスリ3連発で始まりましたが、僕の経験を反面教師としてイタリアを楽しんでいただければと思います。

 

必要以上に怖がる必要は全然ないですが、日本という安全な場所から来ている訳ですしそこはスイッチを切り替えてイタリア仕様で街を歩いてくださいませ。

 

 

 

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