周囲約4kmを城壁に囲まれた城塞都市ルッカです。
現在僕たちが見る城壁の中の旧市街は、紀元前2世紀にその起源をさかのぼり16世紀~17世紀にかけて整備された城壁で囲まれた街並みなんだそうです。
この辺はイタリアらしい時間軸だなぁ、とも思います。
あれはアッシジでしたか、2~300年前のとある建築物を見て「古いなぁ」なんて思ってたら、その隣にあったのは1000年以上前のものだったりとか。
(グーグルマップがルッカの町全体を表示してしまいますので、ぜひ拡大して城壁に囲まれている旧市街の様子をご覧くださいませ)
城壁の上はこんな感じの散歩道になっていて、歩いたりベンチで日向ぼっこしたり、のんびり出来る空間になっています。
1周歩くとなかなかの距離ですが、気が向いたところから上り気が向いたところで下りて町を探索するぐらいの緩さでいいと思います。
城壁のすぐ内側はこんな感じになっています。
昔は外敵の侵入を防ぐためのお堀だったのかな、とも思わせる雰囲気です。
城壁の中にあるChiesa di San Michele in Foro(キエーザ ディ サン ミケーレ イン フォーロ)、サン ミケーレ イン フォーロ教会です。
教会の屋根の部分よりもファサードの方が高くなっているのが印象的な教会です。
( サン ミケーレ イン フォーロ教会のグーグルマップです)
古来より教会は人が集まる場所ですので、城壁の中のぎっしりと詰まった空間の中で、教会のそばの広場に目がいきます。
ルッカ様式と呼ばれるファサードは、異なる意思を使った柱廊とその細かい装飾が特徴です。
最上部にはサン ミケーレ=大天使ミカエルの像を抱く印象的な教会です。
僕がルッカの町を訪れたのは、城壁に囲まれた町というのを見てみたかったのと、このサン ミケーレ イン フォーロ教会を見たかったからです。
ローマやミラノほど大きくはないですが、とても美しい教会です。
広場の楕円形の形状から、ローマ時代の円形闘技場の面影を現在に伝えるPiazza dell’Antifeatro(ピアッツァ デル アンフィテアトロ)アンフィテアトロ広場です。
(アンフィテアトロ広場のグーグルマップです)
グーグルマップでご覧いただくと、広場が楕円形をしているのがよくおわかりいただけると思います。
僕が訪れたときは、花市が行われていて広場は色鮮やかな花と素敵な香りで包まれていました。
ルッカは小さな町で半日もあれば十分回れると思いますので、フィレンツェから日帰りで行くのがいいんじゃないかと思います。
小さいながらも個性的な町ルッカ、旅の途中にもし時間の余裕がありましたらぜひ足を運んでみてくださいませ。
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