スポンサーリンク

初めてのイタリア旅行で使えるシチュエーション別厳選イタリア語。【旅のイタリア語】

 

 

先日、お店の前でガヤってる外国人が通りまして、よくよく聞いてみるとイタリア語。(写真のイタリア国旗に反応したらしいです・笑)

 

 

 

 

思わず飛び出して、「Siete italiani ?(貴方達はイタリア人ですか?)」と声をかけてみると、イタリア人とアルバニア人(←イタリア語話せる)の2人で、1ヶ月日本を旅してるんだそうです。 

僕がイタリア語で話していると、定番の『イタリア語上手だね!』「ペルージャに住んでたんだ」というやり取りに、『ペルージャ!?』『僕はトーディ出身でペルージャで生まれたんだよ!!』とまさかのご近所さん。(笑)

楽しいひとときでした。

 

 

今でこそそれなりにイタリア語を話せる僕ですが、初めてイタリアを旅したときは覚えたての「チャオ」と「グラッツェ」ぐらいで相手の言ってることはほぼ何もわからない&英語もほぼ話せない状態でした。

 

そんな僕が、初めてイタリアを旅する方々に役に立つイタリア語を考えてみました。

グルメや移籍、芸術やサッカーなど魅力が多い国ですが、僕はイタリアの1番の魅力はイタリア人だと思っています。

言葉が出来るにつれムカつくことも増えますし(笑)、旅行者を騙そうとする悪い人達もいるのは確かですが、それでもホテルやレストラン、ショップ等でのイタリア人とのコミュニケーションは旅の思い出になると思いますので、言葉はわからなくても積極的にコミュニケーション取っていただければと思います。

 

 

スポンサーリンク

まずはこの4つから始めたいと思います

1)挨拶のイタリア語

2)「すいません」と「ありがとう」と「お願いします」

3)カフェやレストランでのイタリア語

4)お買物でのイタリア語

5)イタリア語の基本

1)挨拶のイタリア語

日本だと見知らぬ人とあいさつを交わすことはそんなにないと思うんですけど、イタリア人はとにかくよく挨拶します。

初めてイタリアを旅したとき、たまたまエレベーターで一緒になった人に『Buon giorno』と声をかけられて、「この国ではこんな場面でも挨拶するんだ」と驚いたものです。

また、日本だと初めて入るお店の場合、最初の一言は「すいません」になることが多いと思うのですが、イタリアだと「こんにちは」と挨拶で入っていく方が一般的だと思います。

 

Buon giorno(ブォンジョールノ)=お早うございます。こんにちは。

Buona sera(ブォナセーラ)=こんばんは

Buona notte(ブォナノッテ)=おやすみなさい

Ciao(チャーオ)=万能の挨拶。(笑)

 

「美味しい」をイタリア語で言うと「Buono(ブォーノ)」だというのを聞いたことがある方も多いと思いますが、「buono(ブォーノ)」は「美味しい」の意味以外に「良い」という意味もあります。(英語でいうGood)

先ほど挙げた4つのイタリア語の内、上の3つは buono(ブォーノ)が語尾変化した buon(ブォン)、buona(ブォナ)にそれぞれgiorno(ジョールノ)=日/英語Day、sera(セーラ)=夕方/英語Evening、notte(ノッテ)=夜/英語Nightがくっついたものです。

Buon giorno(ブォンジョールノ)と Buona sera(ブォナセーラ)の境目は曖昧だったり地方によって違ったりもするそうなのですが、僕がイタリア語を学んだ恩師は、「お昼ご飯を食べたら Buona sera(ブォナセーラ)でいいと思う」と仰ってました。

訳として「こんばんは」が当てられる「 Buona sera(ブォナセーラ) 」ですが、日本の「こんばんは」よりは早い時間から使い始めましょう。

 

また、この2つは出会ったときだけではなく別れのときにも使える挨拶です。

「こんにちは」や「こんばんは」を別れのときに使うと考えると日本語的には違和感ありまくりですが、別れのときに使うと「良い1日を」という感じの意味になるんだと思います。

一方で、Buona notte(ブォナノッテ)=おやすみなさい、は日本語と同じく寝る前や飲み会終わりなど夜遅いとき限定で使われる挨拶です。

 

さて、おそらくは1番有名なイタリア語だと思います「Ciao(チャーオ)」

厳密には親しくなってから使う挨拶の言葉なのですが、なにせ簡単で覚えやすい挨拶です。

気にせずガンガン使いましょう。(笑)

Ciao(チャーオ) も出会ったとき別れるときどちらも使える便利な挨拶なので、まずはこれだけ覚えていただければと思います。

 

余談ですが昔、ペルージャで数年振りの友人にバッタリ会ったとき「久しぶりー!!」と言いたかったのですが、「え?久しぶりにあたるイタリア語ってなに??」と考えたものの思い浮かばず、直訳しようとすると「いつから会ってなかったのだろう私達は!!」みたいなヘンな文章になってしまうので困りました。

その後、イタリア人に「こういうシチュエーションのときに使うイタリア語は何なの?」と聞いたら「Ciao(チャーオ)」だと。

5分前に会った人にも、5年振りに会った人にも 「Ciao(チャーオ)」 なのかイタリア人は。(苦笑)

日本語の「久しぶり!!」って、喜びとか驚きとかいろんな意味が含まれていますよね。

 

Arrivederci(アッリヴェデールチ)=さようなら

別れの挨拶として使われる言葉ですが、フィレンツェでたまたま入ったアクセサリーのお店の職人に、『知ってるか? Arrivederci(アッリヴェデールチ)は A(ここで)Rivedere(再会する)Ci(私達は)って意味なんだよ 』って言われ、「おぉ~っ!!」と思った記憶があります。

って、この会話の後に何回もフィレンツェに行きましたが、そういえば再会していません私達。(すっかり忘れてました・苦笑)

 

 

2)「すいません」と「ありがとう」と「お願いします」

Scusi(スクゥージ)=すいません/英語excuse me

Grazie(グラッツィエ)=ありがとう/英語thank you

Per favore(ペルファヴォーレ)=お願いします/英語please

 

この3つは町を歩く中でよく使う言葉だと思います。

例えば売店で「Scusi(スクゥージ)」と声を掛けて「◯◯ Per favore(ペルファヴォーレ)」で、品物受け取ってお金払ったら「Grazie(グラッツィエ)」という感じです。

 

イタリア語を勉強し始めの頃、 「Grazie(グラッツィエ) 」に対する返事として「Prego(プレーゴ)=どういたしまして」という単語を学ぶのですが、あるときローマの売店で買いものした日本人らしき方が、店員さんの 『Grazie(グラッツィエ)=ありがとう』に対して「Prego(プレーゴ)=どういたしまして」と答えていたのですが、これはちょっとヘンです。

こういう場合は、「Grazie a Lei(グラッツィエアレーイ)=貴方にもありがとう」と返すのがスマートです。

とか言ってる僕も昔ペルージャで暮らし始めた頃、すれ違った人に足を踏まれ、相手の『Scusi(スクゥージ)=すいません)』に対して反射的に「Prego(プレーゴ)=どういたしまして」と返してしまい、『足踏まれて「どういたしまして」ってなんだよ!?』と大笑いされた経験があります。

この場合は、「Niente(ニエンテ)=なんでもないですよ」が正解です。

 

 

3)カフェやレストランでのイタリア語

イタリアのカフェはBARと書いてバールと読みます。

地方の小さなバールだと違う場合もあるのですが、基本的に立って飲むのと座って飲むのでは値段が違います。

立って飲む場合はまずレジに行って注文してお金を払い、横で商品が出てくるのを待つスターバックスみたいな方式が一般的です。

注文は「カプチーノ」とか「オレンジジュース」とか言った後に指を1本とか2本立てて必要な数を伝え、最後に「ペルファヴォーレ」でOKです。

上手く伝わらなかった場合はボトルや周りの人が飲んでいるのを指さして「これ」でOKです。
ショーケースの中のケーキを食べたいときも、希望のものを指さして「これ」です。

要は伝わればいいので気合いです気合い!!(笑)

 

一方、レストランになってくるとちょっと難易度が上がります。

お目当てのお店があるなら予約しておいた方がベターですが、いきなり電話はハードル高すぎます。

そんなときはどうするか?

僕は観光の途中にお店の場所を確認がてら下見しに行って、「Oggi(オッジ)=今日、19:00(←紙に書く)、Two」とか告げてました。

ちなみに、明日ならDomani(ドマーニ)です。(なんかそんな雑誌、どっちもありましたね)

 

これでだいたい通じて店員さんが名前を聞いてくるので、後は自分の名前を伝えるだけです。

名前もフルネームなんて伝える必要は全然なくて、僕はいつも下の名前だけ伝えてました。

それでなくても、イタリア人にとって日本人の名前は難しいですし。

 

もう1つの予約の方法として、ホテルのスタッフにお願いして予約の電話を入れてもらうのがあります。

こちらの方がスムーズでスマートな気もします。

 

最近では日本語メニューの出てくるお店も増えましたが、もしイタリア語のメニューしかなくて、しかもスパゲッティとかカルボナーラとかの知ってる単語がなかった場合はどうするか?

勘です勘。

僕は初めてのイタリア旅行中アッシジという町でたまたま入ったレストランですごくお肉が食べたい気分だったのですが、店員さんに英語が通じず、ミートとかビーフとか言っても理解してもらえませんでした。

と、そこで僕は「なんかメインディッシュのところにある値段高そうなの選んどけば、とりあえずお肉やろ!!」と思って「これお願いします!!」とその中で価格高めなのを指さして注文したのですが・・・・出てきたのは大皿に盛られた生ハムやサラミの盛り合わせでした。(汗)

 

「いや、お肉はお肉やけど食べたかったのはこれじゃない・・・」

と、口の中カピカピになりながら食べた思い出があります。(苦笑)

 

また、何年か後ちょっとイタリア語が話せるようになった頃、フィレンツェで入ったレストランで「海老と◯◯のサラダ」というのを見つけ「海老のサラダって美味しそうやな、◯◯がわからんけど、サラダやしなんかの葉っぱやろう」と思って注文してみたら、お皿に山盛りのグリーンピースの上に海老がちょろちょろっと乗った一皿が出てきたこともあります。

勘で頼むと外れを引くこともありますが、こんな感じでネタにもなりますので楽しいです。

 

 

4)お買物でのイタリア語

Posso(ポッソ)=出来る/英語can

Posso vedere ?(ポッソヴェデーレ?)=見ていいですか?

Posso toccare ?(ポッソトッカーレ?)=触ってもいいですか?

Posso provare ?(ポッソプロヴァーレ)=試着できますか?

Questo per favore.(クエストペルファヴォーレ)=これをお願いします

 

リナシェンテなどの百貨店やウピムでは違う部分もありますが、イタリアではブランド店をはじめ1vs1の対面販売で勝手に商品に触ったら怒られるお店があります。

 

「Buongiorno(ブォンジョールノ)=こんにちは」お店に入ったらまずは挨拶して、

「 Posso vedere ?(ポッソヴェデーレ?)=見ていいですか? 」と一声かけて、

「 Posso toccare ?(ポッソトッカーレ?)=触ってもいいですか? 」気に入った商品は手に取って広げてみたいけど、中には『No!!』と言って触らせてくれず、店員さん自ら1つ1つ広げてくれる場合もあります。

「 Posso provare ?(ポッソプロヴァーレ)=試着できますか? 」Tシャツとかでなければ、さすがにこれは断られないと思います。日本人とイタリア人だと同じMとかLでもサイズ感が違ったりしますので、出来る限り試着はしましょう。

「 Questo per favore.(クエストペルファヴォーレ) 」買うことを決めたら、この一言かもしくは「OK!!」でも通じると思います。

 

見たり触ったり試着したりの途中の部分が難しければ、「Posso ?(ポッソ)=出来ますか?」だけ言って、何をしたいかは身振り手振りアイコンタクトで伝えていただけば充分だと思います。 

イタリアで服を買うのはなかなかにハードル高いと思いますが、見るのは楽しいですし店員さんとコミュニケーション取りながらお買物するのも楽しいですので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

逆に、イタリア人の店員さんが1番嫌うのは集団で入ってきて会話もなく商品を触りまくって出ていくパターンです。

昔、ローマのとあるお店で服を見ていたとき、日本人のおばさま達が集団で入店してきて、店員さんと話すどころか目を合わせることもなく商品を勝手に触りまくって仲間内で「あーでもないこーでもない」と話した挙句何も買わず風のように去っていったことがありました。

その後、店員さんに『彼女達はなんであんな風なの?何がしたかったの?』と聞かれたので、「きっと、商品に興味はあるけど話しかけられてもイタリア語わからないし、って感じでシャイになってたんだと思います。悪気はないから許してあげてください。」と答えておきました。

気持ちはわかるんですけど、ねぇ・・・

 

 

5)イタリア語の基本

基本的に、ローマ字のまま読んでいただけばだいたい合ってます。

「Ciao(チャーオ)」と「Grazie(グラッツィエ)」だけでなんとかなります。(笑)

都市部では英語が話せるイタリア人も多いですが、イタリア語で話しかけるととても喜ばれます。

とにかく気合いです気合い!!

イタリア語がわからなくても、イタリア人はあの手この手でいろいろ手を差し伸べてくれます。

 

そんなささいなことが旅の思い出になったり、中にはその経験が元でイタリアで暮らすようになった人(←僕のことです・笑)もいますので、イタリア人といっぱいコミュニケーション取っていただければと思います。

 

あ、ただ旅行者を騙そうと近づいてくる人達は全部無視ですよ。

これを読んでイタリアを旅される方の、楽しい旅の思い出の一助になれば嬉しいです。

 

 

 

 

コメント