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京都のノンバーバルパフォーマンス、ギア-GEAR-を鑑賞して、イタリアで見た映画タイタニックを思い出しました

以前から気になっていた京都のノンバーバルパフォーマンス、ギア-GEAR-に初めて行ってきました。

ノンバーバル=言葉に頼らない、舞台なのでお子様も日本語のわからない外国人の方も同じ様に楽しめるのが魅力です。

 

京都ギア-gear-

京都ギア-gear-

 

 

すでに2500回を超えるロングラン公演で、何度もリピートする方も多く京都を訪れる外国人観光客にも人気のスポットなんだそうです。

 

ギア-GEAR-のHPです。

京都で出逢える感動エンターテイメント『ギア-GEAR-』
来場者の97.2%が「楽しい!」と答えた、日本発!日本初!ノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』の公式サイト。最新情報、公演スケジュール、チケット料金、お得な割引プランなどを掲載。

 

 

ギア-GEAR-の劇場があるART COMPLEX 1928のGoogle Mapです。

 

 

 

 

京都ギア-GEAR-

京都ギア-GEAR-

こちらが物語が進んでいく舞台です。

この小さな舞台のあちこちにいろいろな仕掛けがあって、言葉はないけど笑いあり涙ありの物語が繰り広げられます。

 

 

ギア-GEAR-の特徴と魅力

思いっきり感想を書きたいんですけど、あんまり書いてネタバレになっちゃってもこれから行く方に申し訳ないと思いますので、とりあえずギア-GEAR-のHPより引用させていただきます。

 

「日本発×日本初のノンバーバル(=言葉に頼らない)パフォーマンス『ギア-GEAR-』。

光や映像と連動したマイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングによる迫力のパフォーマンスで感動のストーリーを描くと共に、セリフを使わない “ノンバーバル”という演出により、小さなお子さまから大人まで、そして外国の方までもが、言葉の壁を越えて楽しんでいただけます。

『ギア-GEAR-』は大きさや形、色の異なる歯車が噛み合い、大きなうねりを生み出す日本独特の和の文化である「調和」をテーマとして公演を開始。

2018年4月に京都ロングラン7年目に突入、100席限定の劇場で観客動員数20万人を突破しました。」

https://www.gear.ac/about/ より引用

 

 

 

 

音と映像とそれぞれのパートの技術の高さに引き込まれるばかりですが、僕からお伝えしたいことがあるとすれば、「登場するのは4体のロボロイド(ロボット)と1体のドール(人形)」であるということです。

 

 

ギア-GEAR-とイタリアで見た映画タイタニック

物語は4体のロボロイドと1体のドールによって進められ、マイム、ブレイクダンス、ジャグリング、マジック、ドールの5つのパートがあるのですが、僕自身、サッカーを見に行ったときなんかもボールを持っている人よりもボールから1番遠い人を見ていたりする人なので(笑)、ギアを見ているときもソロパートで照明が当たっている人を見るのと同時に、それ以外のパートがどんな仕草や表情をしているのか、そっちをめっちゃ見てました。

また、マジックのパートは特に注視していて「マジックのタネが仕込まれてそうなところ」を見つけてやろうと思って端っこにいるときもこれまためっちゃ見てたのですが(←意地が悪い)、当然ながら1つも見つけられませんでした。(苦笑)

 

セリフがないので自然とロボロイドとドールの表情に集中して、そして引き込まれていくのですが、見終わった後で「あーこれタイタニックのときと同じだなぁ・・・」と思いました。

 

1997年公開の映画タイタニック。

ジェームズキャメロン監督、主演レオナルドディカプリオで当時の映画史上最高の興行収入を記録した映画ですが、僕、この映画をイタリアで見たんです。

 

ペルージャで暮らし始めてまだ間がない頃に公開されて、クラスの友人達に誘われて一緒に見に行くことになりました。

まだイタリア語もそれほど話せなくて英語は全然ダメという状況で、それまでイタリアで映画を見たことのなかった僕は「英語のセリフにイタリア語の字幕か、めっちゃ厳しそう・・・」と覚悟して映画館に行ったのですが、とりあえず映画館が中世のオペラとかやってた歴史的な劇場を使用したものだったことと、学割がきいて800円ぐらいで見れたことにテンション上がってたのですが、しかし。

 

映画が始まると、僕の予想を上回る最悪の事態がやってきました。

 

目の前のスクリーンで繰り広げられる物語は、僕が予想してた「英語のセリフにイタリア語の字幕」ではなく、「英語のセリフをイタリア語で吹き替え」だったんです。

イタリアで暮らし始めてまだ1ヶ月ぐらいだった僕にとって、語彙力はもちろんですがリスニングもかなり厳しい問題でした。

普段の生活の中での会話も、申し訳ないとは思いつつも目を見て会話するよりも「口元を見て唇の動きを見ながら言葉を理解しようとする」日々でした。

 

そんな状態の僕が、ドラクエでいうなら布の服とひのきの棒の装備の僕が、いきなり「口の動きは英語だけど音はイタリア語」という、ラスボス級の敵を相手にすることになったのです。

もちろん聞こえてくるイタリア語はほとんどといっていいほど理解出来ず、途中からあきらめた僕は「とにかく俳優の表情に集中して、わかるイタリア語と合わせてそこから状況を想像しよう」という作戦に出ました。(←なんという無理ゲー)

とは言っても、どれだけ表情に集中してみたところでセリフのほとんどはわからない訳ですが・・・(苦笑)

 

 

タイタニックは、今まで僕が見た映画の中で1番俳優の表情に集中した映画です。

そして、それまで日本で字幕付きの洋画を見てたときは、字幕を読むあまり俳優の表情や仕草を見落としてた部分もあったのかな、と思わされた映画でもあります。

 

今回、セリフがないギア-GEAR-を見てロボロイドとドールの表情に集中したことで、あの日見たタイタニックを懐かしく思い出しました。

タイタニックはその後1回も見ていませんので、結局僕はタイタニックのセリフをほぼまったくと言っていいほど覚えていません。

って、世界中で多くの人が見られたタイタニックのセリフを全然覚えていない人って、僕以外にいるのでしょうか?(笑)

 

 

マジシャン新子景視さん

京都ギア-GEAR-

京都ギア-GEAR-

 

ギア-GEAR-のパフォーマンスは、マイム、ブレイクダンス、マジシャン、ジャグリング、ドールのそれぞれのパートを複数の方が交代で担当されているため、物語の軸となる部分は同じでも日替わりでそれぞれのパートの組み合わせが変わるため、また違った表情や新鮮な空気を楽しめるそうです。

僕もいつ2回目を行こうかと今から楽しみにしています。

 

僕が行った日のマジシャンパートは大好きな新子景視さんでした。

終了後のアンケートに、「今日の感想を3つのワードで表すとしたら?」みたいな質問がありまして、僕は「表情」「静止」「新子さんのドヤ顔(笑)」と書きました。(←失礼ですいません)

マジシャンパートの最後、TVでも見られないようなドヤ顔をされていたのがとても面白く印象的だったんです。

 

 

そんな新子さんがYouTubeを始められたということで、こちらも楽しみにしたいと思います。

 

ギア-GEAR-は演じている方々も楽しそうで見ている僕達も楽しい、言葉がないからこそ舞台の上と観客席が一体になる、他では味わえない特別で魅力的な空間と時間でした。

 

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