イタリアから帰国する度にスーツケースの重量オーバーでクレジットカードを切ってきた僕が、自戒の念を込めつつご紹介させていただきます。(苦笑)
季節によって、男性と女性で変わってくる部分もあるかとは思いますが、僕の経験を元に思いつくままに書いていきたいと思います。
(写真はイタリアで買った携帯電話です)
携帯電話をどう使うか?
まずは今や旅には欠かせない携帯電話からです。
日本製のスマホを持っている方がイタリアで携帯電話を使うには、
1)キャリアの海外パケットに申し込む
2)フリーのポータブルWi-Fiをレンタルする
3)あらかじめSIMフリーに変更しておいて、イタリアでSIMのみ購入する
4)現地でイタリア製の携帯電話を買う
5)現地のホテルや観光地の無料Wi-Fiのみ接続する
あたりになるかと思います。
余談ですが写真の携帯電話は通話とショートメールのみ可能、画面はカラーではなくモノクロで通話SIMが何ユーロ分かついて日本円にして3000円~4000円ぐらいだったと思います。
このときの僕は2週間ぐらいの滞在だったのですが、結構電話をする必要があったので現地で1番安い携帯電話を買いました。
横には高級なスマホとかが並んでましたが、見た感じ日本で買うより高かった中でこの価格には驚きでした。
インターネットは持って行ったノートPCを借りてた部屋で繋ぐときのみ、基本朝か夜のみで日中は使っていなかったのですが、地図等が見れることを考えるとスマホが使えれば便利だと思います。
お仕事等で現地で頻繁に電話をする必要がある方は、僕と同じ様に携帯電話を購入するか、あらかじめスマホをSIMフリーにしておいて現地でSIMだけ購入することをお薦めした方が電話代を節約できると思います。
一方、旅行で行かれる方で現地で電話を使わない方&SIMフリーでないため現地のSIMを使えない方は、フリーのポータブルWi-Fiを最寄りの出発地の空港でレンタルするのが手間とコストを考えるとベターな気がします。
地図や翻訳機能や情報の収集など、スマホがあれば旅行中助かることも多いと思いますので、費用を抑えつつご利用いただければと思います。
スーツケース、大は小を兼ねるのか??
兼ねると思います。
がしかし、僕のように大きいスーツケースを持って行っては荷物をパンパンに詰め、帰りの空港で毎回重量超過のお金を払う残念な人もいますので・・・(苦笑)
何回行っても学習しませんが、
1)行きはスーツケースの半分を空にして出発
2)思い出として取っておきたくても捨てれるものは可能な限り捨てていく
3)帰国時、すぐに必要ないものは船便でダンボールに詰めて郵便局から発送
あたりでしょうか。
行きも帰りも、とにかく荷物は出来る限り減らしましょう。
「これがあったら便利かな?」
「もしかしたら使うかも?」
なんて言うのはだいたい使いません。
「必要最小限のものでサバイバルだ」
ぐらいの気構えでちょうどいいかもしれません。(笑)
持って行ってよかったもの
1)スリッパ
2)電化製品用変圧器&コンセントプラグ
3)自転車用チェーンの鍵
4)日本製のペン、下敷き
5)クレジットカード(出来れば2枚)
6)折りたたみ傘&レインコート(サッカー観戦予定の方はこちら)
7)100均で買った団扇とか扇子とか
8)ガイドブック
1)スリッパ
イタリアは原則ホテル内も土足ですのでずっと靴を履いているのですが、そこはやはり日本人。
靴を脱いで足を解放してあげたときのリラックス感は旅の疲れを少なからず癒してくれると思います。
ホテルの部屋の中だけだったとしても、足をリラックスさせてあげましょう。
2)電化製品用変圧器&コンセントプラグ
スマホやノートPCを使う方には欠かせないものです。
変圧器は出来るだけ軽く小さいものを選びましょう、もちろん価格との兼ね合いはあると思いますが。
その他、緊急用のスマホバッテリーと乾電池もあればベターだと思います。
3)自転車用チェーンの鍵
特に町と町を電車で移動するとき、ユーロスターなどではスーツケースを座席から離れた場所に置かないといけない場合がありますので、そんなときに重宝しました。
石橋を叩き割る慎重派の僕は、ホテルの中でも毎朝出掛ける前はスーツケースとベッドをチェーンで結んでいましたが。(笑)
4)日本製のペン、下敷き
イタリアのペンは書き心地が滑らかではないものが多かったです。
また、机やテーブルもデコボコしているものが多いですので、ホテルで手紙を書くときなど小さな下敷きがあれば便利です。
最悪、暑いときは団扇の代わりにもなりますし。(笑)
5)クレジットカード(出来れば2枚)
もしものときにいろいろ助けてもらえるクレジットカード。
中には海外旅行時の保険等が付帯しているものもありますので、確認しておきましょう。
出来れば2枚と書いたのは、イタリアのお店のカードを読み取る機械の状態によっては読み取れず使えなかったり、逆に日本のカード会社のセキュリティ能力が凄すぎて「普段使われないイタリアのローマでカードが使われたのでとりあえず止めました」なんてこともあるみたいです。
事実、これは国内の話でしたが友人がネットで買い物したときカードが使えなくてカード会社に確認してみると、「普段使われていない深夜0時に利用履歴がありましたので、不正使用の可能性を考え一旦止めさせていただきました」との返答があったそうです。
クレジットカードを1枚しか持っていなくて万が一それが使えなかった場合心許ない部分もありますので、可能なら2枚持っていきましょう。
6)折りたたみ傘&レインコート(サッカー観戦予定の方はこちら)
なぜかはよくわからないのですが、めっちゃ晴れてたのに突然夕立みたいな雨が降ってビチャビチャになる、ことがイタリアでは多かったです。
そんなときのために折りたたみ傘をカバンに入れておけば便利です。
荷物になりますので、僕のお薦めは山岳系アウトドアのお店で売っている超軽量で小型の折りたたみ傘です。
日本でも普段から使っていまして、かなり重宝しています。
レインコートはサッカー観戦を計画の方にお薦めさせていただきます。
イタリアのスタジアムは屋根がない席も多いですので万が一雨の中観戦される場合はあれば便利です。
また、ローマのオリンピコでは入場時の手荷物検査で傘が没収される!!(←試合終了後に返してくれる訳ではありません。どーやって帰れと!?苦笑)なんて経験もしましたので、雨の日のサッカー観戦の際はくれぐれも要注意です。
7)100均で買った団扇とか扇子とか
これはイタリア人に持っていくお土産なのですが、100均で買った漢字が入った団扇や日本らしい風景の扇子とか渡すととても喜ばれました。
海外旅行でお土産を持っていく必要のある方は少数派だと思いますが、現地の人とコミュニケーション取るには便利なグッズです。
8)ガイドブック
スマホがあればいろいろな情報を見れますし、もはやガイドブックは重いし不必要なのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕が思うガイドブックの最大の恩恵は、「緊急時に必要な連絡先やしなければいけないことをまとめて書いてくれている」ことです。
旅が無事に終わればスマホだけで十分かと思いますが、もしものときにガイドブックは力強い味方になってくれると思います。
もちろん読み物としても楽しめますので、飛行機や電車の空いた時間にバッテリーを消費することなく楽しめます。
そういえば昔、ガイドブックに載ってた番号を元に1度だけローマの日本大使館に電話したことがあったのですが、女性の声でイタリア語の留守番電話で
「この番号は日本大使館の番号じゃありません!!」
と流れてきて驚いたことがありました。
どうやら昔の日本大使館の番号を一般のイタリア人家庭の番号にしてしまったみたいなのですが、さすがに大使館の番号を使いまわしちゃダメですよねぇ・・・
足りないものは現地で買う、いらないものは捨ててくる
足りないものがあれば現地のスーパーで買えばいい、ぐらいの気持ちでいれば出発時の荷物も減ると思います。
最初の頃は僕もあーだこーだ考えて必要なものを揃えて持っていこうとしていましたけど、よく考えたら無人島に行く訳ではないですし、現地の人達はそこで暮らしている訳ですし。
シャンプー、リンス、ボディシャンプーは現地のスーパーでも売っていますけど、日本人とは髪質が違うからか、もしくは僕の髪だけがそうだったのか、いろいろなシャンプー試してみましたものの髪がガッサガサになることが多かったです。。
特に女性の方は、使い慣れた日本のものを持って行かれた方がいいかもしれません。
一方で、歯磨き粉はそんなに違いは感じませんでした。
どこの町に行ってもスーパーはありますし、生活必需品含めそこでだいたいのものは手に入りますし、イタリア人の日常に紛れ込んで買い物をするのも楽しい経験ですので、【たいていのものは最悪現地で買える】ぐらいの精神でいきましょう。
さて、帰りの荷物の問題になるのが思い出という名のよくわからない品々です。
僕は普段から物を捨てられない人なので問題なのですが、切符やら入場券やらどこかの美術館の案内やらを持って帰ってきては重くなってしまいます。(←で、日本に帰ってからも見ない・苦笑)
特に紙は危険です。
1枚1枚は大したことなくても、集まると想像以上に重くなります。
思い出は心に残すか写真に撮っておいて、可能な限り捨ててきましょう。
旅の終わりこそ、断捨離が必要です。
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