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井上雄彦作「承」を見に行ってきました

遅ればせながら新年のご挨拶です。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さてさて。
年末年始のこの忙しい時期に僕は、1人京都まで絵を見に行ってました。
(家族がいたら100%無理な行動だったでしょう・笑)
京都府八幡市、石清水八幡宮に期間限定で展示されています伊勢神宮式年遷宮奉祝 井上雄彦「承」を見に。
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この本かなりのお薦めです。
特に、これからの未来を担っていく、感受性豊かな子供たちにぜひぜひ読んでいただきたい1冊です。
ちょっと難しい話もありますが。(笑)
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京阪のる人、おけいはん。
普段は京阪電車とか乗ることないんでよくわからないんですが、この日はほぼ貸し切りなぐらい人少なかったです。
さすが年末。
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初めて訪れた八幡市駅で下車→男山ケーブルへ。
まったく予備知識もないまま、HPに載っていたアクセスだけを頼りに進んで行きます。
こんな感じの、まったく知らない土地を目的に向かって旅する感覚は個人的に好きです。
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直前まで改札にいた職員さんが、発車のベルとともにケーブルに乗り込んできて運転席に!
・・・・運転手兼車掌兼改札の人?(笑)
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ケーブルを下りてから石清水八幡宮まではこんな景色の中を歩きました。
森に包まれるような感覚は久しぶりだったのですが、あらためていいものだと思いました。
たまには自然に触れないとダメですね。
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石清水天満宮です。
参拝客は少なかったんですけど、この日は元旦に向けた準備に忙しそうバイトっぽい人たちが慌ただしく動かれていました。
もし三が日に行ったりしてたら、はたしてここまで辿りつけたのかどうか!?(苦笑)
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なんかこう、いい意味で枯れてるといいますか年代を感じるといいますか、なんかいいな、と思って思わず撮った壁です。
壁というとどうしてもイタリアの石壁を思い出しますので、このときも頭の中で比較してたんですけど、これはこれで日本建築の味わいだなぁ、と思います。
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灯篭です。
昔はここに灯りが灯されていたんだな、と想像すると、現代に生きる僕たちがどれだけ恵まれているのかと思ってしまいます。
今、享受しているものは当たり前じゃないんだということをあらためて思いました。
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こちらは江戸時代に建てられたものなんだそうです。
町には次々と新しいものが建てられて行く中で、時間を感じられる建築物はとても貴重な存在だと思います。
前の世代から受け継いだ古いものを大事にして次の世代に渡していく、これも僕たちに課せられた大切な役目なのだと思います。
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御神木。
何百年という時を越えることのできる植物の偉大さに圧倒されるばかりです。
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引いて見るとこんな感じです。
個人的には、下の「おみくじ」が邪魔。(笑)
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こちらは帰り道に見た竹林。
美しい光景でした。
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道路から生える?御神木。
御神木があったところに無理やり道路を作ったのでしょうか?
なんだかとても不自然なといいますか違和感を感じます。
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見上げると螺旋のようでもあります。
植物の生命力って本当に偉大だと思います。
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そして最後に作品を。
井上さんはただいま連載中のバガボンドの途中からペンではなく筆で描くようになったそうなのですが、筆を使っていなかったら今回の承も前回の親鸞もなかったかもしれないですね。
必然が偶然を呼び、また必然と化していくのがおもしろいです。
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これだけ横に長いんですけど、ちゃんと表示されてますでしょうか?(汗)
上野で最後のマンガ展を見たとき、「ああ、この人は現代のレオナルドなのかもしれない」と思ったんですけど、もしかしたら僕たちは今、漫画家という比較的新しい職業から芸術家へと昇華していく姿をリアルタイムで見ているのかもしれないですね。
ミケランジェロの最後の審判もレオナルドの最後の晩餐も、修復によって当時の色彩に近づいたものを現代の僕たちは見ている訳ですが、この作品に関してはこれから先何百年と伊勢神宮に納められる、まさにその生まれたての瞬間を見ることのできる歴史的な幸運に恵まれているのだと思います。
それにしても、この作品も対峙する距離によってまったく表情が違ってたのが面白かったです。
やっぱオリジナルと印刷物の距離はまだまだ遠いですね~。

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